1年間で52のマラソンを走った男 Run Like Crazy by Tristan Miller
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休暇前に何気なく買った本ですが
2010年に、1年間で52のフルマラソンを走った作者の冒険の記録です。
オーストラリアのフツーの男性だった作者が
離婚をきっかけに欝になり、仕事にも打ち込めなくなってしまい
そこから走ることで挫折から立ち直り自信を取り戻し
そのあとまたGFCで失業しそこから世界中を旅して1年間で52のマラソンを走る、という途方もない計画を立てるのです。
この本は、その52のマラソンの、一連の記録です。
スイス、エジプト、モロッコ、ヴェローナ、東京、ナパ、中国の万里の長城、南極、モンゴル…
時には怪しい運転手やガイドにぼったくられ、時にはマラソンの真っただ中にストリートチルドレンにお金をせびられ。
時には極寒の中、時には猛暑の中を走り
言葉や文化の壁、時差や不慣れな食生活、怪我や病気とも背中合わせ。
人間の身体の限界って、こんなにも押し広げられるものなのかと
ただただ驚愕です。
最初に離婚のショックでお酒に走り、仕事も手につかなくなった作者を、
批判する代わりに、ランニングに誘った同僚の男性の寛大さが、何よりじんと滲みました。
あの時、彼を信じて、救ってくれてありがとう。
私、会ったこともない他人ですけども。
ランニングが人を暗闇から救えるということを
ランナーはみんな知っている。
そして自分を信じてくれる人がいるということが
どれだけの力になるのかも。
今日も読んでくださって、ありがとうございます。
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