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【読書ノート】ヴィーガンのウルトラマラソン・ランナー スコット・ジュレック

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数年前に買って半ば忘れていた本がありまして。
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スコット・ジュレックというアメリカのウルトラマラソンランナーで
彼は植物性の食事しか取らず
100km越えのウルトラマラソンを定期的に走っているというのです。

ちなみにミネソタ州の田舎出身で
ご本人が自分は”A Redneck from Minesota'と称する。
Redneckというのはアメリカで言う所の「地方出身の保守的かつ貧困層の無教育な白人」という意味らしいです。「ミネソタ出身の冴えない田舎者」と言ったところでしょうか。

「基本肉と芋だけでできていた」という幼少時代の食生活からヴィーガンになり、ウルトラマラソンランナーになるまで、そしてなってからのストーリーです。
ちなみにオーストラリアではRed Neckに似た言葉でBoganというのがあります。

100km、150kmを超えるウルトラマラソンをしかもトレイルで走るスコット。
プロテインはテンペ、豆腐、味噌、枝豆、ブロッコリー、ナッツなどから摂取するそうです。

ランニングに良いことならなんでもやってみたいけど、
我が家は完全ヴィーガンは無理そうなので
お肉を減らして野菜を増やすぐらいはできるかな。
週1で肉なしにするとか。
でもウルトラマラソンなーって、結構ヴィーガンの人多いみたいですね。
でもそう言ったら、逆に赤い肉しか食べない人もいるとか。
それもそれでどうだろう。


スコットの幼少時代は貧しく、MS(多発性硬化症)で体の不自由な母親をもち、父親とは確執があったこと。
お金がなくてフットボールの用具が買えなかったから走るようになったこと。
走ることで乗り越えてきたたくさんの試練もあったのかなぁと思いながら読みました。

足を捻挫して足首が腫れ上がっても
小指の骨が折れても
走り続ける。
「レース中の痛みは、終わった後では大したことないように思える」

なんか色々達観している感がすごい。


日本語版も出ているようなので、よかったら読んでみてください。
ヴィーガンレシピもたくさん掲載されてます。






今日も読んでくださって、ありがとうございます。


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映画にっき Brittany Runs a Marathon

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普段は映画日記は別ブログに書いているのですが、
今回はマラソン映画なのでこちらで。

シドニー映画祭で上映された映画を見てきました。
20代で生活習慣病を医師に指摘された主人公が
ランニングを始めて、ニューヨークマラソンにチャレンジして
その過程で色々悟っていくという物語。
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どうやら実話を基にしたものらしいです。

健康だけでなくて色々自分に自信がなくて
ジムに入会するお金がないから走ることにして
最初は本当に辛くても
お友達に支えられながらだんだんとランニングによって自己を確立していく主人公。
そしてニューヨークマラソンを目指すことに。

ランニング仲間にも嫉妬してしまって
その好意を素直に受け止められないことも多々ある主人公。
ランニングだけじゃなくて色々うまくいかなくて、心を開けずに結果人を不要に傷つけてしまったり
誰にでも起きうる孤独やフラストレーション、自己嫌悪との戦い

でも本当は、友達だって言わないだけで
実は、いろんな人生の困難と戦っていた。

最後にブリタニーがニューヨークマラソンを遂に走るところは
おそらく実際のニューヨークマラソンのシーンを組み合わせたものと思われます。

スタートラインの緊張感も
痛みでくじけそうになる瞬間も
友達の必死の声援で泣きそうになることも
全部全部本当に分かりすぎて泣けました。

ブリタニーのように健康のためだけじゃなくて
セルフエスティームが低かったり
いろんなことで自信が持てずに落ち込んだり、うつ病になったり
そこからランニングで立ち上がる人は、たくさんいます。

このニューヨークマラソンのクラウドの中に
彼女と同じ気持ちで走っていた人は、すごくたくさんいたと思います。

ランニングで人生は変わる。
でもそれが本当に分かるのは実際に走る人だけ。
 
今日も読んでくださって、ありがとうございます。


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Met the author! 著者に会ってしまった

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前回の記事でご紹介したRun Like Crazyの著者、52週間で52のマラソンを42か国で走ったTristan Millerさんに、なんとなんとお会いしてしまいましたよ!

Facebookで前回紹介したのを読んでくださって、連絡をいただきました。



これには写ってないけど(元は動画です、クリックしたら動きます)
表紙裏にサインしてもらいました(ミーハー)。

私の走ってるランニングクラブにも立ち寄ってくださいました。
実際にお会いすると、この本に出てくるエピソードが猶更リアルに感じられます。
短い時間でしたが実際にお話が聞けたのはとても嬉しかったです。
次のキャンベラのウルトラマラソンにも助言をいただきました。


いや、それにしても便利な世の中ですね。本の著者の方と、こんなにあっさり会えてしまうとは。
この本、日本語に訳したいと思う出版社の方、いらっしゃいませんかね?
マラソン大人気の日本なら、反響あると思うのですが、どうでしょうか。

現在アマゾンでは原作はKindle版だけ出てるようです。

Run Like Crazy
Tristan Miller
e-penguin
2012-05-23


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1年間で52のマラソンを走った男 Run Like Crazy by Tristan Miller

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Run Like Crazy
Tristan Miller
e-penguin
2012-05-23



休暇前に何気なく買った本ですが
2010年に、1年間で52のフルマラソンを走った作者の冒険の記録です。

オーストラリアのフツーの男性だった作者が
離婚をきっかけに欝になり、仕事にも打ち込めなくなってしまい
そこから走ることで挫折から立ち直り自信を取り戻し
そのあとまたGFCで失業しそこから世界中を旅して1年間で52のマラソンを走る、という途方もない計画を立てるのです。
この本は、その52のマラソンの、一連の記録です。

スイス、エジプト、モロッコ、ヴェローナ、東京、ナパ、中国の万里の長城、南極、モンゴル…
時には怪しい運転手やガイドにぼったくられ、時にはマラソンの真っただ中にストリートチルドレンにお金をせびられ。
時には極寒の中、時には猛暑の中を走り
言葉や文化の壁、時差や不慣れな食生活、怪我や病気とも背中合わせ。
人間の身体の限界って、こんなにも押し広げられるものなのかと
ただただ驚愕です。




最初に離婚のショックでお酒に走り、仕事も手につかなくなった作者を、
批判する代わりに、ランニングに誘った同僚の男性の寛大さが、何よりじんと滲みました。

あの時、彼を信じて、救ってくれてありがとう。
私、会ったこともない他人ですけども。

ランニングが人を暗闇から救えるということを
ランナーはみんな知っている。

そして自分を信じてくれる人がいるということが
どれだけの力になるのかも。


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True Inspiration~RIH (not RIP) Hariette Thompson

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世界最高齢の92歳でフルマラソンを走ったアメリカ人の女性、ハリエット・トンプソンさんをご存知ですか?
今月16日に94歳でお亡くなりになりまいた。

白血病とリンパ腫を患ったのち、
76歳でマラソンを走り始め、2015年に92歳で世界最高齢でマラソンを走った女性となり、
さらにハーフマラソンの世界最高齢の記録も更新しました。

彼女は癌とも闘病したサバイバーでもあるのです。
私が初めてフルマラソンにチャレンジした年、練習が辛くて諦めそうになった時
ハリエットさんの記事を読んで、すごく勇気づけられて
これはもうグズグズしてる場合じゃない、と思いました。



harriettethompsongetty

今37歳の私、いくつまで走っていられるのかな?
おばあちゃんになっても走ってられるのかな?

ハリエットさん、インスピレーションをありがとう。
私も死ぬまで走っていられたら幸せです。
R.I.P、安らかにお眠りください、(Rest In Peace)じゃなくて
R.I.H、天国でたくさん走ってください(Run in the Heaven)。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。


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